ポケットカードのキャッシングにおける過払金請求のポイント
ポケットカード株式会社について
ポケットカード株式会社は、(株)ニチイ・クレジット・サービスとして設立され、2001年(平成13年)にマイカルカードから現社名に変更しています。また、2011年(平成23年)にファミマクレジット株式会社を完全子会社とし、翌年吸収合併したため、ファミマクレジットの過払い金もポケットカードに請求することになります。
ポケットバンクと混同される場合もありますが別会社です(ポケットバンクの請求先はプロミスになります)。
ポケットカードの現状
2008年(平成20年)以降は過払金の発生しない金利にな
ポケットカードの過払い金発生の仕組み
利息制限法で定められた利率より高い利率でのキャッシング取引をしていた場合、制限利率を超えて支払った部分について過払い金として返還を求めることができます。利息制限法の制限利率は、10万円未満:20.0%、10万円以上100万円未満:18.0%、100万円以上:15.0%となっており、これを超える利率が設定されていた場合、過払い金の請求が可能です。 完済している場合は問題なく請求できますし、約定では債務が残っている場合でも、利率を計算しなおすことで債務がなくなり、逆に過払い金を請求できる場合があります。
ポケットカードのカードの種類
- P-oneカード
- P-oneカード<Standard>
- MYCALCARD(マイカルカード)等
ポケットカードに過払い金請求をする際にご注意いただきたいこと
状況によって注意事項が変わります
1)カードで買い物や公共料金・携帯電話などの引落しをされている方。ETCカードを使っている方
過払い金請求をすると、ショッピング機能も含めて、カードは全て使えなくなりますので、日常的に利用されている方はご注意ください。各種料金の引落しをされている方は、事前に変更手続きをする必要があります。ETCカードも使えなくなります。
2)ショッピング債務が残っている方
過払い金の方が多い場合
過払い金からショッピングの残債務を差し引きした金額が返還されることになります。
ショッピング債務の方が多い場合
ショッピングの残債務から過払い金を差し引いた金額を返済することになりますが、ショッピング債務が残っている状態であるため、信用情報の事故扱い(ブラックリストに載る)に載ってしまいます。ブラックリストに載らないためには、ショッピング債務を0円にしてから過払い金請求をされることをお勧めします。
ご依頼から解決までの期間
ポケットカードは、過払い金返還金額が決まってから、実際の返還までの期間が長く、ご依頼から解決まで1年程度の期間がかかることが多くなっています。また、訴訟をせずに交渉しても、過払金にかかる利息までは返還されないケースがほとんどですので、訴訟で解決することが多くなります。
なお、訴訟といっても、裁判所に提出する書類は弁護士が作成しますし、裁判所には弁護士が出向きますので、ご依頼者の方に裁判所に出向いていただく等の手間をおかけすることはほとんどありません。

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