過払い金回収コラム

オリコカードのキャッシングにおける過払金請求のポイント

この過払金コラムを書いた弁護士
弁護士 羽賀 倫樹(はが ともき)

出身地:大阪府出身、奈良県育ち。出身大学:大阪大学法学部。

オリコ(オリコカード)について

オリコは、クレジットカード、ショッピングクレジット、自動車ローンの大手信販会社である、(株)オリエントコーポレーションの略称であり、同社のクレジットカードとローン専用カードの総称でもあります。 1989年10月に、社名を(株)オリエントファイナンスから今のものに変更。1989年1月に「オリコMasterCard」、7月に「オリコ UC VISAカード」と「オリコJCBカード」の発行を開始し、2003年には、自由返済型のリボルビング専用カード「Orico MasterCard UPty(アプティ)」の募集を開始しました。

現在、東証一部上場企業で、自動車ローンでは業界トップシェアを誇り、みずほ銀行の債務保証会社として、経営は安定していると言っていいでしょう。

(株)オリエントコーポレーションの現状

平成19年頃まで年率20%台でのキャッシングを展開していたため、過払金が発生している取引が数多くありますが、会社経営が安定しているので、過払金返還の資金的な心配はないと言えます。ただ、過払金入金日は、和解から9か月後程度先と時間がかかることが多く、ご依頼いただいてから解決までの期間も、1年~1年半程度と他の業者と比較しても長くなる傾向があります。

オリコ(オリコカード)の過払金発生の仕組み 

利息制限法で定められた利率より高い利率でのキャッシング取引をしていた場合、制限利率を超えて支払った部分について過払金として返還を求めることができます。利息制限法の制限利率は、10万円未満;20.0%、10万円以上100万円未満;18.0%、100万円以上;15.0%となっており、これを超える利率が設定されていた場合、過払金の請求が可能です。  完済している場合は問題なく請求できますし、約定では債務が残っている場合でも、利率を計算しなおすことで債務がなくなり、逆に過払金を請求できる場合があります。

過払金が発生しているかどうか、確認(調査)をためらう理由はなんですか?。

オリコ(オリコカード)の種類

クレジットカード

  • オリコカード
  • UPty(アプティ) (リボ払い専用)

家電量販店、カー用品店、ショッピングセンター、ドラッグストアなど、提携カードが多数あります(裏面の発行元をご確認ください)。

例)・オートウェーブカード・オートバックスカード・コジマカード・エディオンカード etc.

 

ローン専用カード

  • アメニティー
  • クレストCREST 

オリコ(オリコカード)に過払金請求をする際にご注意いただきたいこと

状況によって注意事項が変わります。

1)オリコのカードを2枚以上お持ちの方

オリコに過払金請求をすると、キャッシングしているカードもしていないカードも、オリコカードは全て使えなくなります。 オリコは、ショッピングセンター、ドラッグストア、家電量販店、カー用品店などの提携カードが多数ありますので要注意です。他のカードの裏面に「株式会社オリエントコーポレーション」の表示がないかご確認ください。

2)オリコカードで公共料金などの引落しをされている方

公共料金や携帯電話などの引落しができなくなりますので、事前の変更が必要です。

3)ショッピング債務が残っている方

過払金の方が多い場合;
過払金からショッピングの残債務を差し引きした金額が返還されることになります。

ショッピング債務の方が多い場合;
ショッピングの残債務から過払い金を差し引いた金額を返済することになりますが、ショッピング債務が残っている状態であるため、信用情報上、事故扱いになってしまいます(ブラックリストに載ってしまいます)。ブラックリストに載らないためには、ショッピング債務を0円にしてから過払い金請求をされることをお勧めします。

4)自動車ローンを返済中の方

(株)オリエントコーポレーションは自動車ローン(カーローン)で有名ですが、オリコカードで返済中に、過払金請求をした結果、借入残高の方が過払金より多い場合は、自動車ローンが完済できなかったということになり、最悪、担保の車が引き上げられることがありますのでご注意ください。その場合、信用情報の事故扱いとして、ブラックリストに載ることにもなります。

和解から入金まで約9ヶ月前後かかります

ご依頼から解決まで1年~1年半ほどかかります オリコは、交渉が成立してから返金されるまでの期間が長く、入金日は和解から約9か月後と、時間がかかることが多くなっています。

手続きをご依頼いただいてから、実際に過払金を回収するまでの期間は、1年~1年半程度です。  任意交渉では、大抵の場合、過払金に経過利息を付けない額しか返還されないため、訴訟になるケースがよくあります。訴訟では、過払金に経過利息をつけたほぼ満額を回収することが可能です。

解決事例

Qさん 36歳 会社員

12年間に渡って返済に追われ、それでも債務は59万円も残っていました。信販会社からの借入は減らないと思っておられましたが、「みお」の相談会に来られ、調査・交渉した結果、60万円の過払金が返還されました。

AGさん 50歳代 自営業

自営業務の資金繰りに借入し、17年かかって完済されていました。その後資金繰りに悩んだ際に、「過払金」の存在を知り、「みお」に相談。完済から9年ほどの期間が経過していましたが、完済から10年の時効に間に合い、過払金270万円が返還されました。
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