過払金請求を弁護士に依頼した場合の手続き

更新日 2022/05/01
この過払金コラムを書いた弁護士
弁護士 羽賀 倫樹(はが ともき)

出身地:大阪府出身、奈良県育ち。出身大学:大阪大学法学部。

はじめに

過払金請求を弁護士に依頼したいとお考えの方はたくさんいらっしゃると思いますが、どのような手続きが必要になるかは気になるところと思います。手続きがややこしそうなので、やめておこうと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

この点ですが、実は、過払金の手続きは、ご依頼いただければ、ほぼ全てを弁護士に任せることが可能で、ご依頼者の方の手続き的な負担は、ほとんどないケースが大半です。そのため、手続きの負担が気になるという方も、安心してご依頼いただけると思います。

弁護士が進める過払金請求手続き

過払金請求をご依頼いただいた場合、依頼者の方の手続き負担はほとんどありませんが、参考までに過払金請求のために必要になる手続きを挙げると、以下のようなものがあります。

過払金請求で必要となる手続き等

  • 消費者金融・クレジットカード会社へ取引履歴の開示請求
  • 開示された取引履歴から、利率が高い時期があるか、時効になっていないか等過払金が回収できる可能性があるかの確認
  • 過払金の額の算定
  • 消費者金融・クレジットカード会社へ過払金の請求
  • 消費者金融・クレジットカード会社との過払金返還額の交渉
  • 交渉した金額で和解すべきか裁判すべきかの検討
  • 交渉が成立した場合の和解書の取り交わし
  • 交渉が成立しなかった場合の訴状の作成
  • 裁判所への出廷
  • 裁判所での裁判官や相手方とのやり取り
  • 主張書面の作成
  • 相手方の主張書面の内容の把握
  • 裁判上で相手方や裁判所から示された和解金額で和解すべきかの検討

これらの手続きは弁護士が行いますので、依頼者の方にご負担をおかけすることはありません。

取引履歴の内容に問題がないかの確認、和解をするかどうかの確認、取引経過の確認等で事務所からご連絡を差し上げることはありますが、それほどのご負担ではないと思います。

過払金請求で裁判をする場合
過払金の額が大きくなる時は、できるだけ回収額を大きくすべく裁判をおすすめすることがあります。
ただ、裁判と言っても、書類の作成や裁判所への出廷は弁護士が行いますので、依頼者の方にとってみれば、示談交渉の延長のようなイメージでとらえてもらえれば問題ありません。稀に裁判所に出向いていただく必要が生じるケースもありますが、可能性はほとんどないと言えます。

過払金請求手続の期間

過払金の調査期間の目安は2ヶ月前後
ご依頼から過払金が発生しているかどうか分かるまでの期間は、どこの業者に対して過払金の調査をするかによって異なります。過払金が発生しているかの判明には、業者から取引履歴が開示され、過払金があるか計算をする必要がありますので、一定の期間が必要になります。2か月前後ということが多いですが、期間には長短があります。

過払金回収までの期間目安は半年から1年程度
また、ご依頼から過払金返還までの期間は、どこの業者に対して過払金請求をするか、過払金の額、裁判をするか等によって様々です。
半年から1年程度ということが多いですが、1年を超える期間が必要になる事案もあります。

時間は少しいただくことになりますが、手続きを進める間に依頼者の方に積極的に動いていただく必要はなく、事務所からの連絡をお待ちいただければ問題ありません。

過払金請求の弁護士費用について

弁護士に過払金請求の手続きを依頼するとなると、費用も気になると思います。

みお綜合法律事務所は、相談料・着手金・調査料が全て無料です
みお綜合法律事務所では、過払金請求について弁護士への相談は無料です。
弁護士費用は、すでに完済されている場合は、着手金なし・完全成功報酬制なので、過払金が発生していなかったとしても、費用倒れの可能性はありません。過払金を回収して費用が発生する場合も、手続きの途中で費用をお支払いいただく必要はなく、回収した過払金の中から差し引きでのお支払いが可能です。

費用面でも安心いただけると思います。

弁護士によるまとめ

みお綜合法律事務所では、過払金の手続きを数多くご依頼いただいています。
過払金請求の手続きは、弁護士にご依頼いただくと、手続き的な負担はほとんどなく最後まで進めることができますので、安心してご連絡ご相談いただければと思います。
過払い金にいて相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。
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