大手の消費者金融・クレジットカード会社以外で過払金が発生していることがある業者について

更新日 2022/05/17
この過払金コラムを書いた弁護士
弁護士 羽賀 倫樹(はが ともき)

出身地:大阪府出身、奈良県育ち。出身大学:大阪大学法学部。

はじめに

過払金は数多くの消費者金融・クレジットカード会社で発生します。大手の会社(※)で取引している方が多いですが、それ以外の業者で取引している方も多く、当事務所でも様々な業者に対する過払金調査・請求をお受けしています。このページでは、大手以外でお受けすることがある消費者金融・クレジットカード会社を紹介します。

※アコム・プロミス・アイフル・レイク・シンキ・SMBCファイナンスサービス・三菱UFJニコス・クレディセゾン・オリコ・イオンクレジット・ポケットカード・アプラス・ライフカード等

アメリカンエキスプレス(アメックス)との取引と過払金について

クレジットカードの高級ブランドとして有名ですが、キャッシングは利率が高いことがあり、過払金の対象になります。当事務所では、1990年~2015年まで取引をしていた方について、500万円を超える過払金を回収した事例があります。

イズミヤカードとの取引と過払金について

阪急阪神グループのクレジットカード会社で、2016年11月10日でサービスが終了していますが、時効にならないのであれば過払金を回収できる場合があります。

出光カードについて

出光興産とクレディセゾンが出資しているクレジットカード会社です。

エポスカード(ゼロファーストカード)との取引と過払金について

丸井グループのクレジットカード会社です。当事務所では、1996年~2013年まで取引をしていた方について、約230万円の過払金を回収した事例があります。

オリックスクレジットとの取引と過払金について

利息制限法内の利率での取引が多い会社ですが、時々利息制限法を超える利率での取引があり、過払金を回収できることがあります。

山陰信販との取引と過払金について

会社名の通り、山陰地方(鳥取県・島根県)を中心に展開するクレジットカード会社です。みお綜合法律事務所の拠点である近畿地方でも利用されている方がおり、過払金請求の依頼をお受けすることがあります。

 

山陰信販の過払金請求事例

サンステージ(ベルーナ)について

通信販売ベルーナの子会社である、株式会社サンステージが行っている消費者金融事業です。

JCBとの取引と過払金について

キャッシング一括とキャッシングリボの二形態の取引がありますが、JCBではキャッシング一括だけが過払金の対象です。

ジャックスとの取引と過払金について

1997年2月に利息制限法内の利率に変更しているため、他の消費者金融やクレジットカード会社と比べて古くからの取引でないと過払金が発生しません。

一方、過払金を回収できるのは相当長い間取引をしていた方ですので、回収できる過払金は大きい金額になることがあります。

セゾンファンデックスとの取引と過払金について

クレディセゾンのグループ会社で、キャッシング取引があると過払金が発生することがあります。

セブンCSカードについて

セブン・フィナンシャルサービスとクレディセゾンが出資するクレジットカード会社です。

全日信販(現アプラスインベストメント)との取引と過払金について

岡山県を中心として展開していたクレジットカード会社ですが、2021年にアプラスインベストメントに吸収されています。全日信販とキャッシング取引をしていた方は、アプラスインベストメントに過払金請求をすることになります。

トヨタファイナンスとの取引と過払金について

トヨタの子会社で、自動車購入時の立替払いなどを行っていますが、TS3(TSキュービック)というクレジットカードの事業も行っています。キャッシング取引があると過払金が発生していることがあります。

トヨタの子会社ということの影響か、弁護士が交渉すれば、過払金返還がスムーズに進む印象があります。

ニッセンクレジットサービス(ニッセン・ジー・イー・クレジット)との取引と過払金について

もともとニッセン・ジー・イークレジットという会社名でしたが、2017年に現在の会社名になりました。通販大手のニッセンの関連会社ですが、キャッシングについては20%台の時期があり、過払金の対象になります。

当事務所では、1996年〜2013年まで取引をしていた方について、350万円の過払金を回収した事例があります。

ニッセンクレジットサービス(ニッセン・ジー・イー・クレジット)の過払金事例

 

プランネルについて

通信販売の日本文化センターグループの消費者金融会社です。

PayPayカード(ワイジェイカード・KCカード・楽天KC・国内信販)との取引と過払金について

名前が次々と変わってきた沿革があります。2005年10月に国内信販から楽天KCに会社名が変わり、2011年8月に楽天KCからKCカードに会社名が変わっています。2007年頃まで利率が高いケースがありますので、国内信販・楽天KCの頃からキャッシング取引をしている場合、過払金が発生している可能性があります。

国内信販は1963年設立の会社で、当事務所では、1982年から2015年まで取引をしていた方からの依頼で、700万円を超える過払金を回収した事例があります。

平和堂との取引と過払金について

滋賀県を中心にスーパー等を展開している会社です。クレジットカードの発行も行っており、過払金が発生することがあります。

みなとカードとの取引と過払金について

兵庫県を中心に展開しているみなと銀行グループのクレジットカード会社です。当事務所も神戸支店がありますので、みなとカードに対する過払金回収の依頼をお受けすることがあります。

りそなカードについて

りそなホールディングスとクレディセゾンが出資しているクレジットカード会社です。

弁護士によるまとめ

このページで紹介した通り、様々な会社で過払金が発生している可能性があります。

このページで紹介した消費者金融・クレジットカード会社とキャッシング取引をしていたことがあるという方は、みお綜合法律事務所にお問い合わせ下さい。
過払い金にいて相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。
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